新卒3年目の第二新卒年代から聞いた。リアルな『大企業病』の実態

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あなたは「大企業病」ということばを聞いたことがありますか?
大企業病とは、大企業にみられる保守的で非効率的な企業体質のことです。
今回は第二新卒にあたる新卒入社3年目の方々と話していて気付いた大企業病をご紹介します。なお彼らは業界大手といわれるIT系の社員です。

人数合わせのために会議に出る

大企業だとひとつのプロジェクトでも担当が複数の部署にまたがります。よって社内の調整だけでもかなりの時間が必要です。それにともない毎日様々な会議が開かれます。「今日は一日会議しかしてないや・・・」という日があるのではないでしょうか。
大きなプロジェクトを進めていく上では確かに会議は必要なものなのかもしれません。しかしこんな状況では果たしてそういえるのでしょうか。

第二新卒の彼らはこんな経験をしていました。「営業から3人出るから、うちの開発の部署からも3人出さないといけないんだよねー。だから俺は関係ないんだけどとりあえず出席しないといけなくてさ・・・」
私は耳を疑いました。なぜ営業が3人出るから開発も3人必要なんですか?しかも本人はもとより他の会議参加者も無駄だと思っているようです。
必要ないと思っていても慣習にとらわれ誰も変えることができない。これこそが大企業病の代表格だといえるでしょう。

マーケットが無いところには手を出さない

近年、日本でもベンチャー企業やスタートアップと呼ばれる今まで存在しなかったマーケットを創出し、社会に大きな影響を与える企業が増えてきました。
その一方で大企業は大きなリターンが見込める大きなマーケットしか見ていません。その一例をご紹介します。あるアプリのリリースについてのエピソードです。

彼らの会社(A社)の競合でベンチャースピリットのあるB社は、あるアプリを開発しリリースしました。そのアプリは今まで存在しなかったマーケットを創出する可能性があるものでした。機能はまだまだだったものの、斬新な発想で多くの人に使われました。
そこでリターンが見込めると踏んだA社が後発でアプリをリリースしました。機能は競合のB社のものより優れているのですが、結局ユーザー数においてB社を追い抜くことは出来ませんでした。
そうなんです。すでにB社のものを使っているユーザーは、いくら機能が優れているといってもそう簡単にはアプリを乗り換えたりはしません。

「ここで勝負すれば大きくなるかも」と考える以前に大企業は勝負をしないんです。リターンの確実性がとても大事なのです。そして大企業は得てして意思決定スピードが遅いため、せっかくチャンスがあっても逃してしまうんです。

あなたの会社に当てはまりませんか?

もしあなたが日々の業務においてこのようなことがあるのであれば、環境を変えることも手段のひとつでしょう。残念ながらあなたが素晴らしいアイディアを出してもそれが採用されることはほぼないでしょう。それが大企業病なのですから。
そんな現状に我慢ができなくなったら転職するタイミングなのかもしれませんね。大企業病に毒される前、まだその異常さに気付けるうちなら自分に合った転職先を見つけることができるでしょう。

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keiichi.kamo

代表取締役 加茂敬一
キャリアカウンセラーとして現在までに2,000人以上との面談を行う。
「利他主義」をコンセプトとし、転職希望者の気持ちを第一にキャリア相談を実施する。